胃の内視鏡検査では、検査前に喉(のど)の局所麻酔薬と安定剤を使用します。
胃の動きをとめる筋肉注射は当院では行わず、内視鏡中にハーブエキスで胃の動きを止めます。希望により、全くお薬を使わないこともできます。
検査はすべて院長が行うので5分以内で終了します。
これまでの検査が苦しかった方、のどが敏感でむせやすい方でも、超細型の内視鏡を高度なテクニックで挿入するので楽に検査が受けられます。
前日の夕食は、午後9時までには済ませてください。睡眠は十分にとった方が楽に受けられます。
①朝食は、食べずに来院してください。
②検査中の顔色を観察しますので化粧はできるだけ避けて、口紅も取ってください。
③衣服は、脱ぎやすく体を締めないゆったりしたものがいいでしょう。
④たばこは、検査当日は吸わないでください。
①検査後半日(12時間)は、鎮静剤が残っていますので乗り物・機械などの運転はしないでください。
②検査後の食べ物は、消化のよくない物やこってりした食べ物をさけて、消化のよい煮物・和食・麺類などにしてください。
③検査を受けた日は、遠出・運動をさけて静かに過ごしてください。
胃の内視鏡検査では、食道から十二指腸上部まで観察できます。
そのため食道疾患・胃疾患・十二指腸と、膵管胆管の開口部の疾患を診断することができます。また内視鏡によって早期胃癌・ポリープなどの小さい病変は切除が可能です。
胸焼け・胸のつかえ・痛みなどの食道の症状の方、上腹部の痛みや吐き気・嘔吐、食欲不振などの胃腸症状がある方、胃の検診で精密検査の指示をうけた方が対象です。
【びらん性胃炎】
俗に言う「胃が荒れた」状態には、主にピロリ菌によって引き起こされる胃炎も含まれます。ピロリ菌による胃炎が長く続くと胃癌が発生する可能性が高くなります。
【胃ポリープ】
胃ポリープの多くは良性です。良性で安全なポリープかどうかは内視鏡所見で判断し、必要に応じてその場で切除します。
【胃・十二指腸潰瘍】
胃・十二指腸潰瘍の原因は大部分ピロリ菌が関係しています。 潰瘍を根本的に治すためにはピロリ菌の除菌が必要です。
【胃 癌】
胃癌は、慢性胃炎をベースに発生することが多いとされています。 ピロリ菌陽性の方は、陰性の場合よりかなり胃癌になる確率が高くなります。定期的(年一回程度)な胃カメラ検査をお勧めします。
【食道がん】
食道がんは、たばこを吸っている男性に多く、また熱い食べ物が好きな方にも発生しやすいとされています。最近、欧米型の食道がんの発生が専門家の注目をあつめています。
内視鏡検査は、診断と治療が一度にできるという点で最良の検査方法といえます。
内視鏡に熟練した院長が最新型のファイバースコープを使って行うので楽に受けられます。
さとうクリニックでは開院以来、13,000件を超える内視鏡検査を行ってまいりました。
患者さんお一人おひとりに誠実に向き合い、常に最新で最良の検査体制を追求しています。