内視鏡検査の費用は、胃や大腸の所見や治療内容によって異なります。
目安として、3割負担の場合は、以下のようになります。
胃の内視鏡 | ||
1割負担の方 | 3割負担の方 | |
検査のみ | 1,300円 | 3,900円 |
検査・病理調査 | 2,510円 | 7,530円 |
大腸の内視鏡 | ||
1割負担の方 | 3割負担の方 | |
検査のみ | 1,700円 | 5,100円 |
検査・病理調査 | 3,040円 | 9,120円 |
ポリープ摘除 | 6,180円 | 18,550円 |
CT検査 | ||
1割負担の方 | 3割負担の方 | |
頭部 | 1,390円 | 4,170円 |
胸・腹部 | 1,390円 | 4,170円 |
超音波検査(エコー) | ||
1割負担の方 | 3割負担の方 | |
頭部 | 530円 | 1,590円 |
頸部・乳腺 | 350円 | 1,050円 |
大腸内視鏡検査時にポリープ切除した場合には手術扱いになりますので、民間の保険会社に加入していれば保険金の請求が可能ですので、負担は軽くなります。 最新式の分光内視鏡やハイビジョン内視鏡検査でも、従来の内視鏡検査と費用は全く同じです。
1回だけでも便潜血反応が陽性であれば、大腸内視鏡検査が必要です。
便潜血反応は簡単に行える反面、精度が低いという欠点があります。
具体的には、便潜血反応では進行大腸癌の2割、早期大腸癌の5割は見逃されます。
大腸癌があったとしても、常に出血しているとは限りません。
正確な診断のため、大腸検査は必須です。
ピロリ菌の検査は、胃カメラのときに同時に行うことができます。
除菌療法も、1週間内服していただくだけです。
以前は内視鏡も太くて硬い時代があり、また大腸内視鏡検査に習熟したドクターも少なかったため、多くの施設では挿入時の痛みがありました。 昔に検査を受けた方は異口同音に、「大変な検査であった」と言い、今もきつい検査のイメージが残っています。
しかし現在の内視鏡は細くやわらかく、加えて「軸保持短縮法」(腸管を丁寧にたたんで、無理なく挿入するテクニック)の普及により、楽で安全に施行可能な検査になっています。
当院では院長の2万件を超える内視鏡検査経験をもとに、2~3分でほぼ直線的に大腸の一番奥まで到達します。
お腹が張らず苦痛のない検査なので、盲腸まで大腸内視鏡を進めても、「検査はまだ始まりませんか」といわれることさえあります。
以前は痔の手術で痛くて大変であったという話をよく聞きました。
しかし現在では手術法の進歩に伴って、痛みは劇的に軽くなりました。
大腸肛門学会指導医の院長の手術では、「思ったような痛みがなく、これなら早く治療を受ければよかった」という方が大半です。
ご安心ください。
日帰り手術を行った場合、翌日に一度来院して傷の状態を確認します。
問題なければその次は1週間後くらいです。その後は治療法によりますが2週間おきに通院し、2週間から2ヶ月で終了です。
ほとんどの場合、デスクワークは翌日から復帰してもほぼ大丈夫です。
力仕事は、2週間は無理しない方がよいでしょう。
職場復帰は、術後の傷の状態をみながら、診察時に決めていくのがよいでしょう。
日常生活でしたら、すぐに可能です。
さとうクリニックでは開院以来、13,000件を超える内視鏡検査を行ってまいりました。
患者さんお一人おひとりに誠実に向き合い、常に最新で最良の検査体制を追求しています。